tennis365.net テニス365ブログ 新着記事を読む ]    [ テニス365 ホームショッピングニュースログイン ]

1000勝1000敗への長い長い道のり 北海道北見市で活動している「テニスチーム弾丸」スタッフのブログです。

<<  2012年 5月  >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
田舎師
最近の記事
ブログ引越しの巻
09/21 19:47
うっちーの罠
09/21 00:00
40回目の誕生日
09/19 22:25
2013/9/18の…
09/18 21:27
20013/9/16…
09/16 11:32
2013/9/13の…
09/13 23:45
9/23 テニスの日…
09/12 22:32
2013/9/11の…
09/11 22:49
2013/9/8の戦…
09/08 16:40
2013/9/7の戦…
09/07 21:30
最近のコメント
それ勝ち負け関係ない…
田舎師 09/18 22:25
悪天候の中でのキャン…
やま 09/18 21:45
初の賞品ゲットだね!…
田舎師 09/11 22:10
ありがとうございます…
田舎師 09/11 17:48
大会終了から数日経ち…
ふぉれしー 09/11 17:11
こんにちは。ブログ初…
akihiko810 09/10 17:34
やっぱり24時間やる…
田舎師 09/06 23:08
24時間心電図やった…
しもとも 09/06 09:23
むう、その通りです。…
田舎師 09/04 21:17
おおおお!サイボーグ…
田舎師 09/04 21:01
最近のトラックバック
このブログサービスは「テニス365 テニスブログ」で運営しています。テニス365会員なら無料でご利用・作成いただけます。






ハチワンダイバー24巻解説(2)

当方テニスブログですが、ヒマなので「ハチワンダイバー」等で検索して来てくれる方もいるようなので
ハチワンダイバー24巻を初心者向けに解説していきます。



この巻では2局の将棋が載っていますが、後半は鬼将会トーナメント1回戦
コードネーム「かなしいいろやねん」vs医師シャンチーJr.の一戦です。
ハチワン24-7
「かなしいいろやねん」の向飛車に対して、シャンチーは持久戦型居飛車。
シャンチーは「美しいほどの序盤の組み立て」と言っていますが、
ここまでは単なる駒組みの段階で、アマチュア有段者同士の対戦でも珍しくない形です。
△4五桂▲同桂△同歩▲6五桂と進んで・・・ん?▲6五桂?



ハチワン24-8
▲6五桂はさすがにポカ(悪手)で、△7四桂のカウンターが入ってしまいました。
銀取りで、しかも放置すれば△6六桂▲同歩△6七銀▲同金△7八角で終了してしまいます。



ハチワン24-9
なので我慢の▲5七銀。これは「間違えました、ごめんなさい」という手で、
形勢は悪いながらも辛抱して逆転の機会を探る方針です。
シャンチーは当然△6五銀。桂得しながら銀が前進して、悪いはずがありません。



ハチワン24-10
「かなしいいろやねん」も決め手を与えず粘りますが、べたっと貼りつく△5八金。
▲同金は△同桂成と金をはがされた上に角取りで桂を成られますし、
角を取られれば△6四角の準王手飛車の筋があり受け切れません。



ハチワン24-11
しかし「かなしいいろやねん」、▲3三桂成から驚異の粘りを見せ逆転。
図の▲4五桂で決まったかに見えますが・・・



ハチワン24-13
△4四金▲同角に△3三桂。これが本局最難関の勝負手です。
これはただ王手を受けただけではなく、
△2九角▲1七玉△2八銀不成▲同玉△3八角成▲同銀△3七銀▲同玉△4七金▲同銀
△同歩成▲2七玉△3八竜▲1七玉△2八銀▲1八玉△1九銀成▲同玉△1七香
までの19手詰めがかかっている・・・そうです。
9手詰めが限界の私の頭では詰ませられません(・∀・;)



ハチワン24-14
そこで▲3七桂。
先程の△2九角からの19手詰めを消しながら
▲3三桂成△同金▲同角成△同玉▲4五桂打△4二玉▲5三金△3一玉▲4二銀△同飛
▲同金△同玉▲3二飛△同玉▲3三金△4一玉▲4二金
までの17手詰めに仕留める「詰めろ逃れの詰めろ」の決め手でした。
19手詰めを解除して17手詰めをかけるとは・・・まさに「詰将棋は芸術作品」です。



さて。「かなしいいろやねん」に指示を出しているのは


早指しの達人『マッハ』大平五段
無理攻めを通す『戸辺攻め』戸辺六段
詰将棋の芸術家『看寿賞』浦野七段


の実在プロ棋士3名。それも特徴あるスペシャリスト揃いです。
無理矢理テニスに例えるなら・・・


サーブは『250kmサーバー』カロビッチ
ストロークは『Air-K』錦織圭
ボレーは『悪童』マッケンロー(←古)



さすがに強力ですが、これでフェデラーに勝てるでしょうか?
私ならフェデラーに1万円賭けますな。
理由は「方針のブレ」です。

カロビッチはサービスエースを取ろうと思い切りサーブを打ち、
錦織くんはストロークでエースを取ろうと強打し、
マッケンローの出番はない。
対するフェデラーは、最初から次の展開を考えたサーブを打ち、少しずつ追い詰めて仕留める・・・
といった展開になりかねません。

個々の能力が高い人達を掛け合わせればさらにプラスになる、とは思えないのです。
『船頭多くして船山に登る』との諺どおり、3人のプロ棋士を集めた「かなしいいろやねん」は
あっさり負けてしまうと予想しますが、どうなりますでしょうか。



気になる『ハチワンダイバー』25巻は6月発売予定です。
しばらくお待ちください(・∀・)


ハチワン | 投稿者 田舎師 22:46 | コメント(0)| トラックバック(0)
トラックバック
こちらの記事へのトラックバックは下のURLをコピーして行ってください。
コメント
この記事へのコメントはありません。
画像
画像の数字:
名前:
メールアドレス:
URL:
コメント: