2013年03月25日
『第2回電王戦』第1局 プロ棋士勝利!
3/23(土)に行われた、コンピュータ将棋ソフトvsプロ棋士 『第2回電王戦』 第1局
阿部光瑠四段 vs 習甦(しゅうそ) は、113手で阿部光瑠四段が勝利しました!
大盤解説もなんだかデジタルっぽくていいですな(・∀・)
注目の初戦は「先手一手損角換わり」という、珍しい戦型になりました。
実践例が少ないのでデータが不足しているであろうこと、わざわざ自分から一手損するので
コンピュータの形勢判断に誤差が出ることを考慮しての作戦と思われます。
色々な関連記事を見ましたが、ほぼ全ての記事で取り上げられていたのが下の局面。
後手の『習甦』が7三の桂を6五に跳ねたところです。
素人目にも「無理っぽい」手に見えるのですが、実際その通りで、以下
▲6八銀△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△7六飛▲6六歩△同飛▲6七銀上 と進み
大きく駒得した阿部四段が受け切って、最後には大差での終局になりました。
つまりこの△6五桂 で攻めきれるかどうか?が勝負の分かれ目になったわけですが、
面白いことにプロ棋士側はほぼ全員が「無理攻め。先手有利」と判断しており、
コンピュータ側は『習甦』だけでなく、他のソフトも「後手有利」と判断していたようです。
形勢判断の誤差というコンピュータの弱点を、プロ棋士がうまく突いたというところでしょうか。
まあ、その僅かな誤差を勝ちにつなげるところが、さすがプロですな(・∀・)
第2局は3/30(土)、佐藤慎一四段 vs ponanza 。
佐藤四段は年齢制限ぎりぎりの26歳でプロになった苦労人。がんばってほしいですな!
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阿部光瑠四段 vs 習甦(しゅうそ) は、113手で阿部光瑠四段が勝利しました!
大盤解説もなんだかデジタルっぽくていいですな(・∀・)
注目の初戦は「先手一手損角換わり」という、珍しい戦型になりました。
実践例が少ないのでデータが不足しているであろうこと、わざわざ自分から一手損するので
コンピュータの形勢判断に誤差が出ることを考慮しての作戦と思われます。
色々な関連記事を見ましたが、ほぼ全ての記事で取り上げられていたのが下の局面。
後手の『習甦』が7三の桂を6五に跳ねたところです。
素人目にも「無理っぽい」手に見えるのですが、実際その通りで、以下
▲6八銀△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△7六飛▲6六歩△同飛▲6七銀上 と進み
大きく駒得した阿部四段が受け切って、最後には大差での終局になりました。
つまりこの△6五桂 で攻めきれるかどうか?が勝負の分かれ目になったわけですが、
面白いことにプロ棋士側はほぼ全員が「無理攻め。先手有利」と判断しており、
コンピュータ側は『習甦』だけでなく、他のソフトも「後手有利」と判断していたようです。
形勢判断の誤差というコンピュータの弱点を、プロ棋士がうまく突いたというところでしょうか。
まあ、その僅かな誤差を勝ちにつなげるところが、さすがプロですな(・∀・)
第2局は3/30(土)、佐藤慎一四段 vs ponanza 。
佐藤四段は年齢制限ぎりぎりの26歳でプロになった苦労人。がんばってほしいですな!
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